週末プチ旅行のススメ

日常をがんばる人たちのお休みの日のリフレッシュに、気軽にサクッと楽しめるプチ旅行をご紹介しています。半日モデルコース、一日モデルコース、宿泊旅行などを順次UPしていきますので、参考にしてくださいね!

長弓寺

2023年7月23日に、大和十三仏霊場参りでご参拝しました。
この日は最後の2カ所。長弓寺~宝山寺です。

まずは、長弓寺。生駒市の北部にあります。

大阪、交野市から山道を越えて、生駒市へ。
カーナビで長弓寺駐車場を目的地にしていると、難なくたどり着けます。
少し駐車場手前の道路は狭いですが、何とか通れます。

無料の駐車場に停めると、まず立派な赤い欄干と池が見えます。
蓮が美しく咲いており、私たちを迎えてくれました。

左に円生院、右には薬師院、伊弉諾神社を見ながら、階段を上っていきます。

鐘楼があります。

一突きさせていただくと、とても良い音が響き渡りました。心が洗われていくような・・・。

御本堂は国宝に指定されているようです。

ご仏像も拝見できました。

円生院に戻り、不動明王さまにお参り。私の場合は、ここ、円生院で御朱印などをいただきました。

御朱印の対応などは、3つある塔頭が月替わりでされているようです。

拝観料は無料です。
住宅地からほど近いにもかかわらず、小高い山に静かにたたずむ、美しいお寺でした。

長弓寺とは

定説はありませんが、「長弓寺縁起」によると、728年に、豪族であった小野真弓長弓(おののまゆみたけゆみ)が聖武天皇随行して狩りに出た際に、同行していた長弓の息子・長麻呂が不思議な鳥が飛び立つのを見て矢を放ったところ、矢は誤って長弓に当たってしまい、長弓は亡くなりました。
そんな不運な長弓父子を哀れんだ聖武天皇が、行基に命じて建立させたと伝えられています。

行基は十一面観音を安置してこれを本尊とし、十一面観音像の頭頂に乗っている仏面は、聖武天皇の弓を刻んだものではないかと言われています。

また、桓武天皇の時代に藤原良継が再興したとも、平安時代初期に藤原緒嗣によって創建されたともいわれています。

以後、中世までの沿革ははっきりしていませんが、現在の本堂は棟木銘から1279年の建立であることが明らかで、真言律宗の祖・叡尊によって再興されたものです。

応仁の乱の際には、重宝が破壊され、戦国時代には織田信長によって寺領が没収されています。

盛時には塔頭が20院あったとされていますが、現在は4坊のみが残存しています。

境内奥に本堂が建ち、右側(東)には伊弉諾神社、薬師院、左側(西)には円生院、法華院、南には宝光院地蔵堂があります。

長弓寺本寺には住職がなく、薬師院、円生院、法華院の3つの塔頭が輪番制で本堂を護持しています。

本堂は国宝に指定されており、木造十一面観音立像 (本堂の本尊)と、本尊を納める黒漆厨子が、重要文化財に指定されています。

長弓寺へのアクセス

大阪方面からの場合、必ず山道を越えないといけません。
今回は交野市から生駒市へ入ったので、結構な山道を通ってきました。
大東市から阪奈道路を通る方が良いかもしれません。

駐車場は無料で、少し道は狭いですが、入っていけます。
カーナビでは、長弓寺駐車場を目的地にすると良いと思います。
お寺は、駐車場の目の前です。

↓ Googleマップはこちら(長弓寺駐車場)

https://goo.gl/maps/w6nV1F8bLMPKFGBZA

↓ Googleマップはこちら(長弓寺)

https://goo.gl/maps/4weA7XJfG9ApCVbXA